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第79号 帝国遂に起つ

「大本営陸海軍部発表。12月8日6時。
帝国陸海軍は本8日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり。」
『全国直ちに決戦体制へ』
歴史的大発表は新聞通信社を通じて世界のすみずみにまで電撃的に行き渡った。
隠忍自重、実に八ヶ月。かねてこの時あるを期待した民草は東亜解放の聖戦に一致団結、滅私奉公を誓って決起しました。
この朝、イギリス、アメリカ大使館の車は慌ただしく外務省の玄関に乗り付けられ、続いて独伊の枢軸国使臣が吸い込まれて行きました。断固として下る 膺懲(ようちょう)の軍。皇国、不退転の決意を前にして、アメリカ大使館、イギリス大使館いずれも門扉を堅く閉ざして語らず。
折から東京では大政翼賛会中央協力会議開催され、東條総裁は立って鉄石の決意を伝う。

(東條首相)
「帝国の隆替(りゅうたい)は正にこの一戦にかかっておるのであります。今こそ一億の国民が一丸となって立ち上がるべき時期であります。
私は本日、これ以上何も申し上げません。ただ諸君の赤誠に対しまする万幅の信頼の念をここに表明するにとどめたいと存ずるのであります。
どうぞ諸君は速やかに各自の部署にお帰りを願い、各自の職域においてどうぞ国民をご指導に相成り、時艱(じかん)突破のために一路邁進(まいしん)されんことを希望してやまんのであります。」

(奥村情報局次長)
「日本は、我々の祖国日本は、本日実に重大なる運命の中に突入したのであります。真に皇国の興廃をかけて万里の波涛を乗り越えんとする苦難の道へ突進したのであります。昭和16年12月8日は日本国民の永遠に忘るべからざる日となりました。」

(ネオン)
『十二月八日未明ハワイ方面ノ米艦隊並ニ航空兵力ニ対シ奇シフ作戦ニ成功セリ』

「大本営海軍部発表。」
一つ。帝国海軍は本8日未明、ハワイ方面の米国艦隊並びに航空兵力に対し、決死的空襲を敢行せり。
二。帝国海軍は本8日未明、上海においてイギリス砲艦「ぺトレール」を撃沈せり。アメリカ砲艦「ウエーク」は同時刻、我に降伏せり。
三。帝国海軍は本8日未明、シンガポールを爆撃して大なる戦果を収めたり。
四。帝国海軍は本8日早朝、「ダヴァオ」「ウエーク」「グアム」の敵軍事施設を爆撃せり。」
「大本営陸海軍部発表。12月8日11時50分。
我が軍は陸海緊密なる共同のもとに、本8日早朝、マレー半島方面の奇襲上陸作戦を敢行し、着々戦果を拡張中なり。」

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