ブッダ「弟子よ、お前は"家"というものが存在すると考えているか」
弟子「師匠、私は"家"が存在すると考えておりますし、その中で暮らしております」
ブッダ「では弟子よ、私が指を指す方を見なさい。そこには何が見える」
弟子「何の変哲もないただの木の家でしょう」
ブッダ「弟子よ、お前はこれを"家"と呼ぶのだな」
弟子「それ以外になんと呼べばよろしいでしょうか、師匠」
弟子「言えます、師匠」
ブッダ「ではこの家からさらに屋根を取り除くことにする。弟子よ、これは"家"と呼べるだろうか」
弟子「不十分ではありますが家と呼ぶことも可能でしょう」
ブッダ「ではこの家からさらに壁を取り除くことにする。弟子よ、これは"家"と呼べるだろうか」
弟子「師匠、これはもはや家とは呼べません」
弟子「師匠、それは違います。壁がなくとも柱と屋根があればそれは家と呼べるでしょう」
ブッダ「では一体"家"なるものはどの時点で"家"となり、どの時点で"家"でなくなるのか」
弟子「師匠、それは我々の暮らしに安息を与えるものにできる時点でしょう」
続きを読む
Source: http://himasoku.com/index.rdf
powered by Auto Youtube Summarize