韓国で多発する実在の拉致・監禁事件を基に描く社会派サスペンス。1980年代韓国で起きた未解決連続殺人事件を描いた『殺人の追憶』、そしてその事件にインスパイアされ作られた『殺人の告白』、2000年代には幼い障害者への性暴行事件を描いた『トガニ 幼き瞳の告発』、女子中学生に対する集団強姦事件の映画化『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』など実話ベースの韓国映画には傑作が実に多い。そんな中、韓国で実際に多発していた衝撃の拉致監禁事件をモチーフに作られた本作が、ボックスオフィス3日連続1位をかざり話題をさらった。
韓国では、精神保健法第24条を悪用し、財産や個人の利益のために、合法的に健康な人(親族)を誘拐し、精神病院に強制入院させる事件が頻繁に起こり、社会問題になっていた。本作は、それら実際の事件をモチーフに、人間の欲望のおぞましさ、そして、正常な人間が非日常の世界に突如放り込まれる狂気の現実を我々に問う問題作となっている。
『消された女』
2018年1月20日(土)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国順次公開
監督:イ・チョルハ
出演:カン・イェウォン イ・サンユン チェ・ジノ
配給・宣伝:太秦
【ストーリー】 大都会の真昼間、通りを一人歩いていた女、カン・スア(カン・イェウォン)は、理由も分からないまま突如誘拐され、精神病院に監禁された。そこで待っていたのは、強制的な薬物投与と無慈悲な暴力、そしてこれまで経験したことのない非現実の世界だった。狂気の中で、彼女は病棟での出来事を手帳に記録し始める。それから一年後、テレビ番組で火災事故を追跡していたナ・ナムス(イ・サンユン)プロデューサー宛に1冊の手帳が届く。ナムスはその手帳に記録されていた信じがたい事件の真相を暴くために、事故の唯一の生存者であるスアに会いに行く。取材を重ねるごとに彼女が体験した衝撃的な拉致監禁の事実と、その背後に蠢く底なしの闇が明らかになっていく。
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