ことし2月、鈴鹿市桜島町の交差点にある信号機の鉄製の柱が突然、根元から倒れました。
けが人はいませんでしたが、柱の耐用年数はおよそ50年だったのに設置からの経過年数が23年だったことから、
三重県警察本部の科学捜査研究所などが詳しい原因を調べました。
その結果、倒れた信号機の柱の根元の地面から、同じ交差点にある別の信号機の42倍の尿素が検出されたということです。
また、信号機の柱からは、8倍近い尿素が検出されたということです。
このため現場付近で警察官が定点観測を行ったところ、倒れた信号機の周辺は犬の散歩コースとなっていて、その後、同じ場所に新しく設置された信号機に、犬が何度も尿をかけていることが確認されたということです。
柱の素材や設置方法には問題がなかったということで、警察は犬の尿に含まれる塩分などが原因となって、腐食が通常よりも早く進んだ可能性が高いとする調査結果をまとめました。
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