どうしても着替えたくないアンドレは鬱憤を晴らすべく、祖父のツルハシを手に敷地の奥へ向かい、猛然と穴を掘りはじめた。本人も「当時は何を思ってそうしたのかはわからない」と 語っている。
この穴掘りはその日限りのものではなく、もはやライフワークとなる。学校が終わったあと、彼は週に何度か穴を掘ることで気分転換をした。最初は手で掘り、バケツで土を運ぶという大変な作業だったが、友人がドリルを持ってきてくれたことで「工事」のペースが変わったという。
そうして鬱憤を晴らすために掘り始めた穴は、ついに深さ約3メートルにまでなるのだった。
穴はさらに大きくなり、ちょっとした「家」と言って差し支えないものになっている。入り口はアーチ型に整え、内部を柱で補強することで天井を支え、崩壊を防ぐためにコンクリートの壁まで作った。驚くことに、この穴は寝室と居間、暖房設備、Wi-Fi、音楽環境を完備している。この「プロジェクト」にかかった費用はたったの60ドル(約6500円)だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d8a52b465c76505bb8bd7785db297c0fcd14161
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