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国立感染症研究所は、国内での新型コロナウイルスの感染拡大の経緯について、中国・武漢からの第1波の封じ込めには成功したが、欧米からの第2波の流入を許し、感染が拡大した可能性が高いとの調査結果を発表した。

感染研がウイルス株の変異の状況をもとに調査したところ、1月初旬に国内にもたらされた中国・武漢からの第1波に対しては、封じ込めに成功したとしている。

しかし、渡航自粛が始まる3月中旬までに海外からの帰国者経由でもたらされた欧米からの第2波の流入を許し、数週間のうちに全国各地へ感染が拡大した可能性が高いという。

感染研は「今後、第3、第4の波が来ることは必然だ」としている。

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(2020/04/29)

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